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藍を建てるとは?

水に溶けない藍を発酵という過程で可溶化させ、染色出来る状態にすることを「藍を建てる」といいます。この過程を「発酵建」といいます。
土中に埋められた藍甕(あいがめ)のなかで藍は建てられます。藍甕は四本一組として埋められ、真ん中に火壷を設け温度管理をします。
藍甕の中に藍のすくもとアルカリ、栄養剤を加え、約30℃ぐらいの適温で発酵させます。 アルカリ度(PH)を低く抑えると菌の繁殖が早まり速く建ちますが、PH10以下になると雑菌が入り胞子が腐敗しやすく、またPH12以上になると菌の活動が停止し、かなりの時間が必要になります。アルカリ不足になると濃色には染まりません。

 

本建て
地獄出しと、さそい出しの二通りがあります。
 
  • 地獄出し
    藍玉に添加物を加え発酵させます。その名の通り非常に難しく、藍玉中の細菌が自然に発酵し、増殖するのを待つのでかなりの時間がかかります。
    中島紺屋はこの方法です。
  • さそい出し
    既に発酵している残液(トモ水)を、新しく建てる甕(かめ)に入れ、菌の増殖を促し、発酵を短期間に早めます。
    現在はほとんどこの方法です。
 

割建て

すくもなどを一度発酵させて、その中に濃度のある人造藍を添加します。
かなりの濃色まで短期間に大量の染色が可能で、工業的に行われている方法は全てこの方法です。
 

五感を使って藍の発酵具合をチェック

 
各紺屋で藍を建てるプロセスは若干異なりますが、藍に対する気遣いはきっと皆同じでしょう。昔から、自然界より抽出できる青色は限られており、とりわけ植物染料の中で青を発色するのは藍だけで、空や海の色を求め試行錯誤がなされてきました。その上、藍の特性を利用した染色技法が土地柄に合わせて発展し、今日でもそれは受け継がれています。
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